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IZUMAI通信Vol.359 スルガ銀行の不正融資事件のその後

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IZUMAI通信Vol.359 スルガ銀行の不正融資事件のその後

スルガ銀行の不正融資事件は、2018年に発覚しました。

シェアハウス「かぼちゃの馬車」に対する融資が書類の改ざん等の不正融資であることが発覚して社会的な大問題に発展しました。

この不正融資によりスルガ銀行は金融庁から業務改善命令および投資用不動産融資の半年間営業停止と地銀では過去最高に厳しい処分が下されました。

当初シェアハウス「かぼちゃの馬車」の不正融資が事件の中心と見られておりましたが、実際は一般のアパートローンの被害の方が圧倒的に深刻でした。

「かぼちゃの馬車」に対する融資額が1000億円程度だったのに対して、同じ時期のアパートローンの融資額は2兆円にも及びました。

弊社のお客様でスルガ銀行から融資を受け、マンション1棟を購入された方のご相談をお受けしたことがありましたが、この方がマンション1棟を購入する時に受けた融資額が2億4000万円で、毎月の収支が大赤字のため売却したいというご相談でした。

弊社で売却価格を査定させていただいたところ、どんなに頑張っても1億7000万円以上に伸ばせず、売りたくても売れない状況にありました。

なぜこのように多額の融資を受けたのかご質問させていただきましたが、その方いわくリフォームを同時に行なったのでその費用も含まれていると思うとのことでした。

ところが、そのリフォーム工事の見積書や工事明細書、領収証等を見せてくださいとお願いしたら、もらっていないという信じられない回答がありました。

では、工事前の写真と工事完了後の写真を見せてくださいとお願いしましたが、それも無いとの回答で、ではどこをリフォームしたんですか?とお聞きすると分からないとのことでした。

リフォーム代は一体いくら含まれているのか確認すると、おそらく2000万円くらいと曖昧な返事でした。

色々お話しを聞く中で判明したのは、当時預金もあまり無かったというとこでしたので、預金残高が改ざんされた可能性を疑わざるを得ない感じを受けた記憶があります。

あれから8年経ち、被害を受けた人たちは果たして救済されたのでしょうか?

シェアハウス「かぼちゃ馬車」の被害者に対しては、代物弁済で物件を銀行に引き渡す代わりに借金は棒引きにするという手法で大半の被害者は救済されたようです。

一方で圧倒的に融資額の大きなアパートローンの被害者に対しては、ADR(裁判外紛争解決手続)により解決は進んでいるようですが、未だ数多くの被害者と解決に至っていないようで、完全解決には未だ未だ時間を要するようです。

何事においても時間が経つと同じことが繰り返される世の中ですので、このような不動産取引を巡って再びスルガ銀行のような詐欺行為が起こらないよう切に願いますが、不動産取引を巡っての詐欺行為は最近も様々な手法で行われていることは耳にしますので、微力ですが騙される方が少なくなるように啓蒙していきたいと思います。

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